受験では、自分を取り繕うと落ちます。特によく見られるのは次のことです。

  • 成績の見栄をはるための勉強をする
    例えば、定期テストにおいて内容理解はできていない・していないが、出題範囲の問題パターンを暗記した結果、テストの点自体は良いといった現象ですね。小さいプライドのせいで、長い目で見たときに何にもつながらないような勉強をしてしまっていませんか。
  • 負荷をかけていない時間も勉強時間に含める
    ボーっとしている時間だったり机に座っているだけの時間も勉強時間に含めてやった気になっていませんか。
  • 得意科目のみ勉強する
    勉強の鉄則は「できないことを見つけ、それをできるようにする」です。既に90点取れるものを100点にするよりも50点しか取れないものを80点取れるようにするほうが、点数の伸びの面でも時間的な面でもコストパフォーマンスが圧倒的に優れています。既にできることをやっても意味は薄いです。
  • 理解していないのに先に進める
    例えば中学生の時に習った比例反比例の概念の理解が不十分なら、高校化学では相当に苦労します。習ったことを下地にして新しいことを積み上げていくので、進度だけ早くても全く意味がありません。まず概念を理解することに時間を割いてください。

本当の自分と向き合うことでしか弱点はわかりません。それは精神的に大人でなければ難しいことです。勉強を通して精神面も成長させていきたいですね。

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小野桂史
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