最も伸びない典型的な生徒、最も伸ばせない典型的な親、それが他責でものを考える人々です。「他責」というのはなんでも人のせいにする人のことです。

他人の責任にするってことです。

一つもいいことないです。

逃げているだけです。

「前の塾と相性が良くなくて」って言って塾を変わってくる生徒は多くの場合が伸びません。

他責だから。

本当に最悪な塾にいた場合は仕方ないんでしょうけど、それをまず選んだのは自分ですからね。自分で最悪なところだと気づかないで入ったんですから、それを人のせいにしてはいけないですよね。

勉強に限らず、人のせいにしていると、運動も芸術も人間関係もダメですね。全ては自分の責任です。自分を責めないでという言葉も聞きますが、それは心身の調子を崩すまで自分を責めるなという話であって、都合の良いように受け取るなって話です。

すべての出来事は自分の責任です。

そのバランスをとってやっていくんですよ。

確かに、壊れるほど自分を責めすぎてはいけません。これが難しいところですね。でもまぁ、様々な原因は内に求めなければ、基本的には変わりませんよ。他者を変えられるかといったら、中々難しいですし。

「勉強が苦手・やる気が出ないなのは先生の授業がつまらないから」

「塾に行ってるのに成績が上がらないのは塾の面倒見が悪いから」

「自分の勉強ができないのは課題が多すぎるから」

「問題がわからないまま何もしない時間が流れてるのは教えてくれない先生のせい」

こういう人達って、当事者意識が弱いんですよね。他人が解決してくれるのを指咥えて待ってるだけなんですよ。

あのねぇ、学校の先生の授業のクオリティとかはたとえ文句を言ったとしても現状すぐに変えようがないわけでしょ?じゃあその時間自分で教科書読んで、自分で学んだろ!とは思わないんですかね?自分で深く考えて、生じた疑問点まとめて質問対応して貰った方が100倍生産的じゃないですか?

塾もね、高校生相手だと授業を結構自学中心にしてる所も多いですけど、それを教えてくれないって、餌待ってる鳥の雛みたいに口開けてピーピー言ってばかりいないで、毎回授業前とかに来て自習して、そこで疑問に思った事や質問事項を2,3まとめておいて、授業の時に聞けばいいじゃないですか。めちゃくちゃ有意義な時間の使い方になるはずですよ、そんなの。

要は、置かれた環境の中でどうやって行動していくかを自分で決めて動けばいいんです。

上にあげたような状況のせいでうまくいかないのではなく、その流れに身を任せた結果うまく行ってないだけです。

自分で考えて、どうすれば最善なのかを決めていくんですよ。

だから自責で考えるんです。

うまくいかないことを他人のせいにしたり、

時代のせいにしたり、状況のせいにしたりしたいのはわかります。楽ですもんね。

でもそうじゃない。

全部自分のせいです。

そこが考えられるようになって初めてスタートラインですね。そのスタートラインに立てたときに、一気に伸びていきます。嘘だと思うならまずやってみることですね。やりもしないでどうせ無理とか言わないこと。

なーんも変わらんよ?そんなこと言ってたら。

自責で物事を考え、主体的に動くこと。

それが伸びるための最初の一歩です。

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小野桂史
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