高校生にもよくありがちなのですが、問題を解いて答え合わせをして赤ペンで模範解答を書き写して…というやり方で「勉強」をしている人がいます。

ちょっと冷静になって考えてみてほしいのですが、それって一体何の意味があるのでしょうか?

模範解答を書き写すというのは作業であって勉強ではないですよね。

勉強というのは出来なかったところを出来るようにしていくのが大事で、そのためには何の理解が足りなかったんだろうと分析し、その内容を教科書やノートで調べ直し、そしてもう一回白紙の状態で自分で解答が再現できるかという手間が必要なのです。

慣れていない人からしたらとんでもなく面倒に思えるかもしれませんが、こういう丁寧な勉強をしないから同じような問題を5回6回とやってもあまり成長がないんじゃないかな?という気がします。

反復と継続はもちろん大事なんですが、できない原因を分析し、調べて自分で再現できるかを手を動かして確認するという手間を惜しまないことが長期的な目線で見たとき学習の効率化や定着率に大きく寄与するのではないでしょうか。

作業の時間を減らし、いま述べたような勉強を意識してみてほしいですね。

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小野桂史