塾に行けばすぐに・自動的に成績が上がるものだと勘違いをされている方が非常に多い(生徒さんも親御さんも)ようなので、ここで断言しておきます。

塾は魔法使いではありません。

魔法のように生徒さんの学力が一気に上がることなんてありません。

魔法のように単語や用語を覚えやすくする方法もありません。

魔法のように覚えたことを抜けにくくなる方法もありません。

日々地道にやるべきことを正しい方法で、長期間に渡って丁寧にコツコツコツコツ積み上げていくことが、第一志望合格のための最大の魔法です。

これが圧倒的に成功確率が高いです。

努力を継続。

結局一番力がつく勉強法は、継続すること。

これ以外ない。雨が降っても雪が降っても、火が降っても槍が降っても、継続することを一番に考えること。

逆に、コツコツ頑張れない生徒は魔力を発揮できませんね。

どんなに素晴らしい勉強法でも、やる気MAXで何時間も勉強しても、3日坊主で終わるのであれば、それに意味はありません。

全くもって無意味です。

塾ができることはあくまでもサポートのみです。学ぶための最高の環境(調べ物のための専門書、様々な質問に正確な情報を返せ、学習法に熟知し、弱点分析が得意なアドバイザー、静謐な空間)を提供することはできます。

いろいろな相談に乗ったり、勉強する場ではあるんですが、親とは違うし、先生とも違う存在なんです。

塾に来て、話しながら決めた方法を試してみたら、少しずつ点数が上がって、点数が上がったらちょっと面白くなったりして、また少しやる気になって、それを繰り返していくうちに生徒自身が魔法のような力を身に付けていくという感じです。

受験間際の受験生の気迫とかそういうのを身近に感じることもできますしね。

そこに高3が居ればなおその桁違いのすさまじさを感じることができますし。

その環境が魔法のような力を生むのでしょうね。

だからその塾に行くと決めたのならそこの塾にどっぷりとつかるべきです。

塾から魔法のような力を与えられるのではなく、塾をきっかけにして、魔法のような力を自分で引き寄せるわけです。

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小野桂史
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