よく、「効率の良い勉強」というのを耳にします。

しかし一番「効率」の良い勉強は目標計画を立て、それに沿ってコツコツ継続することです。

おそらく皆さんが本当に知りたいのは「効率の良い勉強」ではなく、「正しい勉強」のやり方ではないかと。

ではその「正しい勉強」とは何か?

色々ありますが、今回は最低限やるべき3つを話していきます。

①アウトプットが大事
②間違い分析ノートを作れ
③わからない所を誤魔化すな

①アウトプットが大事

例えば、とてもサッカーが好きで、大好きな選手のプレーを何度も何度も見たとします。

前半の何分にどんなプレーをするかまで事細かに解説できるほどに。

これはかなりのインプットですね。

頭に中にその選手の情報がこれでもかというほどに叩き込まれている。

で、そこまで頭の中にインプット出来たらその選手と同じプレーができるでしょうか?

それは無理!ってなりますよね?

でも皆さんは勉強でそれをやってしまっている。

例えば塾の授業を受けて「なるほど、わかった!」これはとても良いことではありますが、それで成績が上がると思っている。

実はそれでは成績は上がりません。

その先が大事です。

もう答えは出ていますね。

必要なのは「練習」です。

サッカー選手のプレーを穴が開くほどに見て、それを自分でできるように練習して、それでもできなくて、何度も何度も練習してやっと少しずつできるようになりますよね?

それをみんな勉強ではやらない。

教えてもらって「わかった!」

これでできるつもりになっている。

「わかった」と「自分でできる」は違います。

分かった状態から、自分でできる状態になるまでには相当なギャップがあります。

その道のりはもうわかると思いますが、いばらの道です。

練習、練習、練習!

それでもできないなんて当たり前ですよね?

スポーツだってそうでしょう?

1ヵ月サッカーやらなかったら前はできていたプレーが出来なくなってたりするんです。

それは勉強も同じです。

前は意味を覚えていた英単語を忘れることもあるでしょう。

毎日練習するんです。

その練習がいわゆる「アウトプット」です。

授業でインプットしたら演習やテストでアウトプットしてください。

そしたらまずはこの第一段階はクリアできます。

桂塾は今この仕組みを作ろうとしています。

今年までは個別指導オンリーですが、来年からはまたシステムを変更して、個別指導と巡回個別指導の2種類を用意する予定です。

個別指導はインプットの場。

巡回個別指導はアウトプットの場として活用してもらうつもりです。

②間違い分析ノートを作れ

これも勉強ができる人にとっては常識というか、勉強する際の鉄則なのですが、作っている人はいますか?

この分析ノート。

これは本当にほとんどの生徒が作っていません。

テストをやって、60点だった!

次頑張ろ!

これではいけません。

何ができなかったのか、何はできたのか、できたものの中でも差がある。

これは完ぺきに大丈夫なものと、なんとなく書いてみたら合ってたもの。

このなんとなくのものもチェックしないといけない。

そのできなかったもの、なんとなくできてしまったものをまとめるものが「分析ノート」

です。

これを作らないといつまでたっても自分のできないものがあやふやなままで過ぎてしまう。

同じ問題を間違える理由はこれです。

まず問題を書いてなぜ間違ったのかを分析し、原因を書いていく。

間違ったものをどうすればできるようになるのか、同じ間違いを繰り返さないための意識や工夫も書きましょう。

そしたらあとはその練習をするだけですね!

これが誰でもできる分析です。

テストが終わったら分析して直さないと。

そうじゃないと点数は上がりません。

これを自分でできる子たちが学年のトップのほうにいるわけです。

そう考えるとトップにいる子にはトップにいる理由がありますね。

ぜひ分析ノートを作ってください。

そしたら何がわからないのかがわからない…こんなことはなくなりますね。

③わからない所を誤魔化すな

以前にも書きましたが、勉強というのは「わからないことをわかるようにすること」です。

したがって、分からないところを誤魔化しているというのは勉強をしていないのと同義です。

これはもう当たり前なんですが、この当たり前なことをできていない生徒はたくさんいます。

質問をしない。

質問の仕方が分からないという子がいますが、質問の仕方も質問してみないとどこがどう質問できていないかすらわかりません。

一番いけないのは、自己採点して答えを見て分かった気になっておしまい。

答えの途中式すら書き写すことなく、最後の答えだけ写して「へぇ~」で終わり。

これで解けるようになるなら世の中の生徒は全員100点です。

それではいけない。

何がどうできなくて、自分はどこからわかっていないのか、そのわからないことが分からないならその問題全てを質問しないと。

「この問題分かりません」

これすら言えないともうどうにもできません。

とはいえ、「この問題分かりません」と質問されても何が?とはなりますけどね。

「なぜこの式になるかわからない」とか

「なぜこの計算になるかわからない」とか

「なぜこの表記にしないといけないのかわからない」などなど質問なんていくらでもある。

そうやって「この問題分かりません」でもいいから質問しないと。

それでどこが?何が?どんなところが?

そういう質問に答えていってちゃんと質問できるようにしていくのも勉強のうちです。

質問しないでわからないものを分かったふりしている生徒のなんと多いことか。

ちゃんと見て、ちゃんと考え、ちゃんと解いてください。

その解けるところまでは粘ってやりましょう。

その途中までやったものをもって質問に来てください。

全く分からないならその単元かけらもわかっていないことになります。

そしたらもう最初から復習しないと無理です。

だからわからないものをそのままにしないように、ちゃんと質問する。

変なプライドは捨てましょうね。

やらなきゃいけないことはやる。

分からないものはそのままにしない。

小学生でも言われることでしょう?

ということでこの3つは最低限やってください。

最低限ですからね?

やればまず間違いなく点数上がるんですから、やらない意味がわかりません。

①教わってからが勝負!とことん練習(演習・テスト)する
②分析ノートを作る。対策を考える。
③質問する。たくさんして質問力も付ける。

これで賢くなれますね!やったー!

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小野桂史
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