特に高校生諸君は先生方から「早め早めに受験を意識して動こう」とよく言われると思いますが、その理由を少し書いてみます。

受験学年になれば誰しも真剣に勉強を始めるので、勉強量の面で人と差をつけるというのはまず難しい。

よって、他者との競争である受験においては、多くの人が本気になっていないであろう非受験学年の段階から長期的な視点を持って動くことが決定的な差を生みます。

例えば、自分の志望校合格に必要なペースで勉強を進める。今の自分のレベル、志望校の平均合格点や試験の難易度・傾向といった要素から合格に必要な学習量とペースを逆算的に分析し、それを実行する。

他には、受験学年に向けての勉強習慣を確立させること。実際にやってみるとよくわかりますが、例えば「一日2時間必ず勉強する」というのもかなり難しいです。ほとんどの人たちは勉強習慣を確立できず、波のある中途半端な勉強のまま受験を終えていきます。

この時期にいかに先行できるかが受験の結果を大きく左右します。

こういった理由でうちも高1の段階、遅くても高2の段階で塾に来てもらえればなあ…などと思ったりするのです。

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小野桂史