塾を運営している人間が言うのもなんですが、最も成績が上がるというか、大学に合格する最強の方法は、塾に行かないで1人で勉強できるようになることです。うちはそういう生徒が育つことができるように考えられています。

ただ、塾なしで家で自分で勉強できるようになるためには、いろいろなハードルを越えていかなければいけません。

まず、そもそも家で集中して勉強できるかどうか。質問が出てきたときに学校の先生を積極的に捕まえることができるかどうか。大学入試の情報を自分で調べて対応できるかどうか。勉強のモチベーションを高く維持できるかどうか。精神的に参ってきたときに、自分でそれを打破できるかどうか。

そういう事が出来るのであれば、家で勉強するのが最強です。

だから桂塾の生徒には積極性を持てとか、じりつ(自立・自律)しなさいとか、手帳でちゃんと計画を立てなさいとか言っているわけです。

要するに上に書いたようなことが塾の役割であって、それを自分でできるのであれば、無理に塾に通う必要はないんです。

でもなぜ塾を経営しようと思ったかというと、これらのことは中々自分一人でできるものではないからというのと、こんな塾があればもっと大学受験うまくいくと思うからです。

塾を作るときに一番考えたことは、自分自身の受験の時にどんな塾があればよかったか、仮に自分に子供がいて、受験をするならどんな塾に預けたいか、この2つです。現在の状態はまだ完全な理想形ではありませんが、その状態に一歩一歩近づいています。

そう考えると、塾というものは勉強を教えるのはもちろんですが、じりつする練習をする場所と考えることもできます。

そして、じりつできれば塾はいらなくなります。矛盾しているように聞こえますね。

塾を経営しているのに、塾なしをゴールにしているわけですから。

でも嘘はつけませんから。

最強はこれです。

自立して学習出来て、情報も自分で調べる事が出来て、どんな状況になっても自分を律する事が出来る。

これができれば大学は合格します。だから桂塾はこれからも「自律と自立」をテーマに進めていきます。

両方できたときにこそ大学受験は成功する。

・偏差値60以上

・計画手帳は1週間後まで必ず書いてある

・無駄話をしない

・やるべきことはすべてやる

・言い訳をしない

まずはこの状態を目指してください。

じりつができてきていて、向上心があって、さぼらず、積極性をもっている。

目指すは「塾なしで行けるようになる生徒」が育つことです。

そしたら大学だろうと、社会に出てからだろうと、うまくいくようになります。

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小野桂史
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