高2の生徒が今偏差値45だとして、たとえ偏差値70の大学に行きたいと言っても、僕は決して無理だとは言いません。覚悟があるということですもんね。何度か話したことはありますが、 偏差値が例えば今45だとすると、偏差値が45になるように勉強してきたということです。もっとはっきりというと、偏差値が45になるようにしか勉強しなかったということです。しかも小学校の時からです。
人生は選択肢の連続 – 桂塾-延岡にある志高き中高生のための進学塾
大体各学年のリアルな勉強量を書いてみると
小1:30分
小2:30分
小3:45分
小4:60分
小5:60分
小6:60分
中1:60分
中2:120分
中3:180分
高1:120分
高2:180分
目標の勉強時間はあると思いますが、リアルにやっているのはこれくらいだと思います。
もちろん中学受験組を除いています。中学受験の生徒を入れると、小3あたりから爆増しているので、あまり参考にはなりませんから。で、これをすべて1年間の勉強時間にしてみましょう。
小1:10950分(182時間30分)
小2:10950分(182時間30分)
小3:16425分(273時間45分)
小4:21900分(365時間)
小5:21900分(365時間)
小6:21900分(365時間)
中1:21900分(365時間)
中2:43800分(730時間)
中3:65700分(1095時間)
高1:43800分(730時間)
高2:65700分(1095時間)
合計:344925分(5748時間45分)
小1から毎日上の時間を勉強してきたとすると、トータル5748時間も勉強していることになるわけです。で、戦うのはそうやって毎日勉強してきた生徒とです。高3の時点で偏差値70あるような生徒はもっとやってきたことでしょうね。上に書いた勉強量で行くと、高3の頃にはおそらく偏差値60くらいだと思います。偏差値70になるにはこれの1.5倍くらいが妥当だと思います。もちろん、勉強時間だけで解決するものではありませんが、比較するものさしとして一番想像しやすいので勉強時間で表現しています。
でね、偏差値45だと上の時間の半分くらいしかやってないわけです。 0ではないにしても、半分以下にはなります。偏差値40くらいだともう0に近いでしょうね。そこから逆転しようってことですからね。目標や意気込みとしてはとても良いと思います。できるかできないかではなく、まずやってみようと思うのはとても素敵ですね。
では、まずこの時間を埋めてください。
勝負を挑む人たちよりも勉強時間が少ない状態で勝てる確率は極めて低いですから、まず時間で肩を並べましょうか。ということで、高3にあがってから頑張るという甘ちゃんたちのために、4月から頑張るとしましょう。4月から2月の末までなので、約11カ月です。1か月30日だとして、330日ですね。
まず上の半分はやってきたと仮定しましょうか。そうすると2874時間は勉強してきたことになります。残り2874時間を割ってみると、1日約8時間40分勉強すれば追いつきますね。もちろん学校の授業以外でです。
偏差値45から偏差値70の大学に合格するということはその覚悟がおありという解釈でよろしいですよね?否定は決してしません。そして、こちらは勿論それを本気だと捉えてお話していますので、そこに本当に行きたいというのであれば、「最低でも」これくらいはやってもらわないと。
やることをしっかりやればもしかしたら合格するかもしれません。最初から可能性が0だとは決して言いません。偏差値45くらいからたったの半年で偏差値70になった生徒は極めて少数ながら、実際にいますから。
その代わり鬼の形相で、自習室なんかに閉じこもって永遠に勉強していましたけどね。だから可能性は勿論なくはないですよ。
結局、うまくいくかどうかは自分の覚悟次第です。
たったそれだけの話なんです。で、そのご覚悟はおありでしょうか?