恋人に振られてしまったとき、運が悪かっただけということはありえないです。

模試の点数が悪かったとき、たまたまということはありえないのです。

出てきた結果には、必ず原因がある。上手くいかない原因を分析し、探し出して、それを一つ一つ確実に潰していき、狙って結果を出す。

同じ失敗を繰り返さないためには、「うまくいかなかった原因は何だったのか」の分析が必要です。

たとえ自分のよくないところで目を背けたくても、そこを見ないと前には進めない。

成長するため、同じ失敗をしないためには、深く掘り下げる、そして原因を分析した上で改善策を考え、修正したものを実行する。このプロセスを絶えず行わないといけないんです。

一つ注意したほうがいいのは、原因と結果が1:1で紐付いているとは限らないということです。実際は複雑な構造の中で、様々な要因が相互に影響しあって、様々な結果をもたらしています。つまり、原因と結果は、一般にはN:Mなのです。

あえて、特定の結果一つに絞って原因を追究すれば、原因と結果はN(複数):1になっているのです。ですから、冷静に多面的に分析すればするほど、真因は特定できないものなのです。

とはいえ、我々ができる事は、今結果が出ていない本質的な原因はどこにあるのかという事を考え、それをしっかりと分析し、考えられる原因を優先順位をつけて一個ずつ潰していくことくらいです。

これをコツコツと続ける事が、最短で目標に近づいていくための手堅い手段です。

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小野桂史
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