これは学生さんに限らず、会社なんかでもそうだと思うんですが、自由にしてうまくいくのは、自分の行動に責任を取ることができ、言い訳をせず、己を律し、やるべき事をやってきっちり成果を出すことができる。そういう人達だけです。

でも、自分で動かず、自らに負荷もかけられない奴が、大体自由が良い!っていってたりしますからね。

要は、「じりつ(自立・自律)」ができてない人ですね。結局楽したいだけなんですよね、こういう人達って。見られながらやってると、指摘されるところがたくさんあることが自分でも分かってるんですよ。で、それが嫌だから逃げようとしているだけです。もうその時点で甘々ですよね。

何が自由が良いだよって思います。一丁前に権利だけを主張するな。大体、自由にしてきた結果が今の自分の成績なんでしょう?それで今まで通り自由にして成績が上がると思ってる時点で頭の中お花畑ですよ。

自由であるほど難しいんです。

難しさって2点あって、1つ目は、自由にしていいと言われると、何をしてよいかわからなくなる、という難しさ。自分でやるべきことを考えられる自立した人でないと、何をしていいかわからず、結果、指示待ち人間が増えてしまうことになります。当然ですね。

自分で考えて計画を立てたり

自分で考えて勉強したり

自分で考えて質問内容を言語化したり

自分で考えて弱点を分析したり

自分で考えて行動しなきゃいけないんですから。

普段だらだらして何も考えて無い、受け身な人間は、自由になったらその姿勢が顕在化するわけです。

こういう人達の中には、自由にすると「放置された!」という訴えをする子もたまにいます。放置したつもりは全くないのですが、指示がないと不安になるのです。

2つ目は、自由にしていいと言われると、堕落してしまう人の存在です。これは、要は自律ができていない人達ですよね。無計画な行き当たりばったりの非効率な勉強をする、負荷のかからない手抜き勉強をする、そもそも勉強をしない、そういった生徒たちは少なくないはずです。

彼らを放置することは、全体のモチベーションを下げる結果となります。ただ、彼らだけを特別に管理することも難しい。だから、「じりつ」が出来ていないうちは、目の届くところで勉強してもらうわけです。

だから、早くじりつできるよう、常日頃の勉強から自分で考えて行動しないとダメなんです。

自分で学習計画を立て、それを実行・記録し、自分で進捗管理をするというのはそこを鍛えるために取り入れていることです。

じりつやしこうも習慣です。日頃から意識して鍛えないと身につくわけがないんです。

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小野桂史
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